スラバヤ総領事館 海外安全対策情報

令和8年10月6日

海外安全対策情報(令和8年4月~令和8年10月分)

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1 一般治安情勢

  治安は概ね良好ですが、いくつかの注意を要します。
 
  (1) 繁華街やモール、路上などでは、財布や携帯電話を狙ったスリが発生しているこ  とから、カバンを体の前で持つなどの防犯対策を行ってください。特に深夜時間帯は、若者同士の乱闘やひったくりなどの犯罪に巻き込まれる可能性が日昼に比べて高くなることから、できるだけ外出は控えてください、また、外出する場合には、移動は徒歩ではなく車を利用するなどしてください。
 
  (2) 麻薬の売買が横行しており、当局は取締りを強化しています。インドネシアでは、麻薬関係法規の違反者は厳しく処罰され、場合によっては死刑あるいは禁固等の重刑が科されることもありますので、違法な薬物には絶対に手を出さないでください。また、事件に巻き込まれることのないように、繁華街の路地裏など麻薬取引が行われる可能性が高い場所には近づかないことも重要です。
 
  (3) 警察による賭博に対する取締りも特に強化されており、地元紙は、オンライン賭博に関与した者が検挙されたと報じられています。インドネシアでは、賭博が厳しく規制されており、違反すると禁固刑や罰金を科せられるおそれがありますので、どのような形態であっても賭け事には絶対に手を出さないでください。
 
  (4) スラバヤ市内各所において様々なデモが行われています。市内中心部の「英雄塔(TuguPahlawan)」、「東ジャワ州議会(DPRD Jawa Timur)」、「東ジャワ州知事公舎(Grahadi)」周辺でデモが行われる傾向があります。デモ発生時、同周辺では、大規模な交通規制が実施される可能性があります。ご自身の安全のため、不測の事態に巻き込まれないよう、デモが行われている道路周辺に近づかず、デモに遭遇した際には、速やかにその場を離れるなど、外出の際には周囲の状況に十分注意してください。
 

2 テロ情勢

  2018年5月にスラバヤ市内で発生した連続自爆テロ事件以降、東ジャワ州においてテロ事件は発生していません。しかしながら、2024年7月には、東ジャワ州バトゥ市において、教会に対する爆弾テロを計画していた男が逮捕される事件や2026年10月にはインドネシア各州で11人のテロ容疑者が逮捕されるなど、いまだテロの潜在的脅威が存在しています。警察署や宗教施設が標的となる傾向があることから、これらの施設には、できるだけ近づかないようにすることが重要です。

3 特殊詐欺に関する注意喚起

  近年、東南アジアを中心とする海外において、特殊詐欺事件のいわゆる「かけ子」や「受け子」として犯罪に加担させられた結果、現地警察に拘束される事案が多く発生しています。
   当地スラバヤにおいても、特殊詐欺事件が発生しています。
  「海外で短期間に高収入」、「簡単な翻訳作業」といった、いわゆる闇バイトの謳い文句に誘われ、「海外旅行に出かけて小遣い稼ぎができる」といった安易な気持ちで海外に渡航した結果、意図せず詐欺犯罪の加害者になってしまうケースがあります。こうしたいわゆる闇バイトに一度加担してしまうと、「やめたい」と思っても、パスポートを取り上げられて軟禁状態となり、また、自分自身や家族等の個人情報をもとに脅迫され、抜け出すことができないばかりか、組織内でのトラブルにより、暴行を受け重傷を負うなどのおそれがあります。
  短期間で多額の報酬を得られるような仕事は、海外でも通常はないことを十分認識し、安易にこうした求人に応募することがないよう、また、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分慎重に行動してください。
 
    警察庁ホームページもご参照ください。
    「闇バイト」は犯罪実行者の募集です
    https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/hanzaishaboshu.html/
 

4 誘拐・脅迫事件発生状況

  日本人関連情報には接していません。
 

5 対日感情

  対日感情は基本的に良好です。
 

6 日本企業の安全に関する諸問題

  日本企業の安全に係る諸問題に関する情報には接していません。
 

7 災害

  1. 火山 
           2025年11月19日夕方、東ジャワ州南部に位置するスメル山が噴火し、この噴火に伴い、大規模な噴煙が確認されています。今回の噴火により、スメル山に関する噴火警戒レベルは4段階中、最高の「レベル4(避難行動:Awas)」まで引き上げられましたが、現在は「レベル3(警戒:Siaga)」に引き下げられています。しかしながら、今もなお小規模噴火を繰り返しており、インドネシア当局は、スメル山周辺地域への立ち入りを控えるよう呼びかけています。スメル山は、2021年にも噴火・火砕流が発生するなどし、死傷者が出ています。噴火の規模によっては、スメル山周辺の幹線道路や橋などが通行止めになる可能性もあります。同地域周辺に訪問を予定されている皆さまは、噴火に関する最新情報の入手に努めてください。
      その他、スマトラ島とジャワ島に挟まれたスンダ海峡にあるクラカタウ山が9月4日夜に大規模噴火し、噴火に伴う火山灰の影響でジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港では数日間フライトの運行が停止されるほか、当地のジュアンダ国際空港等においてもジャカルタ行きのフライトを中心に複数便が運休・フライト時間の変更など運行状況に影響が出ました。現在、アナック・タラカタウ山の噴火については収まっていますが、未だ噴火警戒レベルは4段階中、上から2番目の「レベル3(警戒:Siaga)」となっており、引き続き噴火への警戒が呼び掛けられています。今後もアナック・タラカタウ山に関する最新情報の入手に努めていただくとともに、噴火した際には、空港や利用航空会社にフライト情報を事前に確認するなど、運行情報に十分ご注意ください。
 
(2)  フェリー事故
       インドネシアの救難当局は、9月13日、スラバヤの港を出発したフェリー(Kapal Virgo Transport 8)が、南カリマンタン州沖のジャワ海において消息不明になったと発表しました。同フェリーはスラバヤから南カリマンタン州バンジャルマシンに向かっている途中であり、船内には243人の乗客乗員がいたとされています。10月5日時点では、188人の方が救助されていますが(その内80名の方は死亡が確認されたとのこと)、未だ55人の方を捜索中のとのことです。当地ではフェリーや観光船の沈没が相次いでいます。乗船される際は、事前にその安全性などを十分に検討するようお願いします。
 

7 医療

  1.   麻疹(はしか)
      インドネシア保健当局によると、2025年の麻疹(はしか)の疑い例は対前年比で約3倍となっており、2026年も引き続き多く発生しています。また、アメリカ疾病予防管理センターによると、インドネシアは世界で最も麻疹(はしか)が発生している国とされています(2025年6月~11月)。地域別では現在、ジャカルタ首都特別州、西ジャワ州、バンテン州、西スマトラ州および南スラウェシ州が、発生数が多い地域となっています。これらの地区にお住まいの方、及び訪問の予定のある方は、特に御注意ください。
              現在、東ジャワ州内では感染が拡大しているわけではありませんが、昨年8月、9月には、マドゥラ島のパメカサン(Pamekasan)・スメネップ(Sumenep)において、一時麻疹が拡大したことがありましたので、引き続き注意願います。麻疹(はしか)ウイルスは空気感染し、極めて感染力が強いため、ワクチン接種が唯一の感染予防手段となります。特に、麻疹(はしか)にかかったことがなく、ワクチン接種歴が2回ない方や不明な方は、ワクチン接種などの対応をご検討ください。
 
  1.  インフルエンザ
     ここ数週間、インドネシア各地でインフルエンザA(H3N2サブクレードK=「スーパー・フルー」)が流行し、13州で検出され、東ジャワ州でも患者が急増しています。一般的に、インフルエンザは時間とともに自然に改善・治癒する病気ですが、免疫低下や合併症で悪化する可能性もありますので、混み合った場所ではマスクを着用するとともに、うがい・手洗いを励行するなど、感染防止にお気を付けください。
 

8 インドネシア入国時における手続きの変更(All Indonesiaの導入)

  インドネシア政府は、インドネシア入国時における事前の手続きとして、新たに「All Indonesia」を導入しました。これは、今まで運用していた電子税関申告書(e-CD)及び健康検疫申告書(SATUSEHAT Health Pass)などのシステムを統合し、更に滞在先住所などを登録する到着カード(Arrival Card)の役割を追加したシステムとなっています。昨年10月1日以降、全ての国際空港・海港において、国際線にて到着する方は「All Indonesia」から到着カード(Arrival Card)の電子フォームへの登録が義務づけられています。「All Indonesia」の登録サイトは以下のとおりで、インドネシアに到着する3日前から入力可能です。入力後に到着カード(Arrival Card)QRコードが表示されますので、スクリーンショットを撮っておくか印刷しておき、空港係官に見せてください。  
 
    https://allindonesia.imigrasi.go.id/
 
  現時点で「All Indonesia」にIMEI登録(インドネシア国外で購入した携帯端末を持ち込み、 90日以上の間、SIM カードを入れて利用する場合の登録)の機能はありません。IMEI登録を行う場合は、税関申告書(e-CD:https://ecd.beacukai.go.id/ )も同時に入力しておき、空港を出る前にIMEI専用窓口を訪問して手続きする必要があるとのことです。インドネシア入国査証(E-VISAやE-VOA)の取得は「All Indonesia」とは別にこれまでどおり、インドネシア入国管理局のサイト(https://evisa.imigrasi.go.id/ )から手続きを行います。なお、E-VOAの場合は「All Indonesia」を通じて登録申請することも可能です。
  「All Indonesia」の登録に料金の支払はなく、クレジットカード情報の入力もありませ(E-VOAの申請をした場合は支払いが発生します)。今後、偽サイトや高額代行サイトが出現する可能性もありますのでご注意ください。
 

9 その他

  日本人旅行者が滞在中に怪我をしたり、体調不良となり入院するケースが以前より 多く見られます。インドネシアでは、医療費が高額になることが多く、前払いや保険会社の支払い保証がなければ治療を受けられないこともあります。また、治療のため第三国に移送しなければならないケースも予想され、その際には、非常に高額な搬送費用を請求されることになります。そのため、旅行に際しては、海外旅行保険への加入を強く推奨いたします。クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、適用される条件が厳しく、保険金額も低い傾向があるため、必ず規約を確認してください。
  また、旅行する際には、ご家族、知人等に旅行目的やスケジュール、緊急連絡先などを伝えるほか、外務省の渡航登録サービス「たびレジ」への登録をお願いします。
 
  • 「在留届」提出義務に該当しない3ヶ月未満の短期渡航者の方には、渡航情報などの提供や緊急事態発生時の対応に活用できる「たびレジ」の登録をお勧めしております