総領事館便り 2013年4月号


草の根レベルの社会開発支援

東ジャワ州内のプロジェクト4件を決定

日本国政府は東ジャワ州でプロジェクトを実施予定の4団体に対して草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を行うことを決定し、3月14日在スラバヤ日本国総領事館において、署名式典が行われました。同資金協力は途上国の草の根レベルの社会開発を目的としたもので、今回の支援により各地域の教育、医療、及び生活環境が向上することが期待されています。各プロジェクトの概要は以下のとおりです。
  1. 「東ジャワ州シトゥボンド県における母子の健康管理を通じた住民生活改善計画」
    供与限度額:94,450米ドル、被供与団体:人材開発協力センター
  2. 「東ジャワ州ボジョヌゴロ県におけるムハマディヤ系病院の治療室増改築及び設備整備計画 」
    供与限度額:108,036米ドル、被供与団体:スンブルレジョ・ムハマディヤ病院
  3. 「東ジャワ州トゥバン県におけるイスラム小学校の教室増築計画 」
    供与限度額:85,293米ドル、被供与団体:トリコトゥル・ファラー・イスラム小学校
  4. 「東ジャワ州ポノロゴ県における中学校施設拡充計画」
    供与限度額:82,346米ドル、被供与団体:ポノロゴ・サウォー・マアリッフ第9中学校

被供与団体代表と握手する野村昇在スラバヤ日本国総領事

日本語能力試験N1級・N2級合格者認定書授与式の開催

昨年12月に実施された平成24年度の日本語能力試験の結果が発表されたのに伴い、去る3月19日、当館講堂において日本語能力試験N1級・N2級合格者認定書の授与式が行われ、当日は、野村総領事より合格者一人ひとりに認定書が手渡されました。スラバヤ会場の受験者からは、最難関のN1級に5名、N2級に30名が合格しています。
日本語能力試験は、日本語を母語としない人を対象に海外では国際交流基金が毎年全世界一斉に実施している試験で、日本語学習者にとって大きな目標とされる試験です。本年度は、インドネシア全体でN1級~N5級まで約9,300名が受験し、そのうちスラバヤ会場においては約1,500名が受験しました。

認定書授与式参加者による記念撮影

国費留学生渡日前オリエンテーションの開催

去る3月21日、総領事公邸において、4月より日本で勉強を始める平成24年度国費留学生(研究留学生・高専・専修)に対する渡日前オリエンテーション・壮行会を行いました。
冒頭,野村総領事より、留学生活全般に関する激励の挨拶がありました。続いて、アドバイザーとしてお呼びした、元国費留学生でスラバヤ工科大学講師であるプロボウォ氏、レニ氏より、日本の大学生活や日常生活について説明がありました。
各参加者からは多くの質問があり、渡日前に疑問点も解決したことにより不安も解消され、非常に満足した様子でした。

参加者全員による記念撮影