総領事館便り 2014年1月号
新年ご挨拶
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
本年もよろしくお願い致します。
昨年は、日本・インドネシア外交関係樹立55周年、日本・ASEAN40周年の年に当たり、活発な文化・人物交流が行われ、既存の友好関係が深化しました。具体的には、1月に安倍総理がASEAN諸国歴訪の一環でインドネシアを公式訪問され、また、8月には初の大相撲ジャカルタ巡業が実施された他、インドネシア国内で様々な行事が行われました。スラバヤにおいても3月にはアニメ「宇宙兄弟」のプロジューサーの永井氏等によるワークショップ、8月には武田双雲氏による書道デモンストレーション等が行われました。4月にはAPEC貿易担当大臣会合、TPP交渉会議等がスラバヤで開催され甘利内閣府特命担当相(TPP交渉)、茂木経済産業相、城内外務政務官(当時)が出席、9月にはASEAN+3(日・中国・韓国)環境担当大臣会合が同様にスラバヤで開催され秋野環境政務官(当時)が出席された他、アジア経営者連合会、三原北九州市議会議長ご一行、日ASEAN・センター経済ミッション、かがわ産業支援財団経済ミッション等の来訪等がありました。
東ジャワ州の経済成長は2012年(7.3%、全国平均6.2%)に比べればやや鈍化(6.9%予想)したものの依然としてインドネシア全国平均(5.9%予想)を約1ポイント上回っており、堅調な成長を維持しております。また、東ジャワ州のGDPはインドネシア全体の約15%を占めており、東ジャワ州のインドネシア経済に対する貢献度が高いと言えるでしょう。
本年2014年は「政治の年」。4月9日には国会及び地方議会議員の統一選挙である総選挙、7月初旬には正副大統領選挙が予定されています。大統領に限って言えば、現職のユドヨノ大統領は2期10年を満了し、再選が出来ないため新しい大統領が選出され新政権が発足します。現時点では誰が新しい大統領に選出されるか不透明ですが、日インドネシア関係は引き続きwin-winの良好な関係が維持継続されるものと信じています。
総領事館としましては微力ではありますが、引き続き皆様方と一緒に既存の友好な日インドネシア関係、更には東ジャワ州との関係を深化させるべく努力して参りたいと思いますので、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
末筆ながら、皆様方のご健康とご多幸を祈念し、新年の挨拶とさせて頂きます。
2014年(平成26年)1月吉日
在スラバヤ総領事 野村 昇
在スラバヤ総領事 野村 昇
日本のキャラクター展覧会「キャラクター大国 ニッポン」の開催
在スラバヤ日本国総領事館は国際交流基金との共催で1月30日から2月11日にかけて、スラバヤ市内のモールGrand City Surabayaにて日本のキャラクター展覧会「キャラクター大国 ニッポン」を開催致します。
この展覧会は「日本人とキャラクター」をテーマに、これまで日本社会でブームを引き起こした国民的キャラクターを画像や模型、パネルで紹介し、そのキャラクターが日本社会に与えた影響を検証するとともにその世界を幅広く紹介することを目的として開催するものです。
入場は無料ですので是非会場に足をお運び下さい。
日時:1月30日~2月11日(土日、祝日も開催)
10:00~20:30(平日)
10:00~22:00(土日、祝日)
※2月2日(日)には14時からキャラクター専門家による講演会を実施予定
10:00~20:30(平日)
10:00~22:00(土日、祝日)
※2月2日(日)には14時からキャラクター専門家による講演会を実施予定
場所 :モールGrand City Surabaya, Ground Floor
Jl. Walikota Mustajab, Surabaya
Jl. Walikota Mustajab, Surabaya
天皇誕生日祝賀レセプションの開催
在スラバヤ総領事館では、平成25年度天皇誕生日祝賀レセプションを昨年12月12日、市内シェラトンホテルにて開催しました。
本レセプションには、スカルウォ東ジャワ州知事の代理としてラシヨ州政府官房長、サイフル・シドアルジョ県知事、アルミンシャー・東ジャワ高検長、アディシスウォ・東ジャワ州議会副議長はじめ当地政財界・学界関係者、ジャパンクラブ役員を始めとする在留邦人代表の皆様等約400名にご出席戴き、盛会となりました。
レセプションにおきましては、野村総領事とラシヨ州政府官房長の挨拶に続いて、浦EJJC会長に乾杯の音頭をとって頂きました。
今回のレセプションでは、 我が国国産の日本酒・ワインを提供し、将来の日本酒・日本産ワインの当地における販売の可能性に結びつきますことを期待しておりますと共に、当地東ジャワ州で事業を行っている日系企業4社様、スラバヤで廃棄物処理関連事業を行っている北九州市及び同市関連企業様並びに日本政府観光局(JNTO)に展示を行っていただき、多くの出席者の方が足を止めて見入る姿が見受けられました。
本年以降のレセプションにおきましても、当地で活動されている日本企業の皆様に展示活動を行っていただくスペースを引き続き設ける方向で検討して参りたいと考えております。
また、今回のレセプションにおきましても、昨年に引き続き、「ラグラグ会」の皆様に両国歌斉唱を、Yamaha Music社「East Wind」オーケストラ及び「ブンガマワル」合唱団の皆様に両国の歌曲の演奏・合唱をご披露戴き、出席者の皆様からは好評を博しました。素晴らしい演奏・合唱を頂戴した各グループの皆様にはあらためてお礼申し上げます。

浦EJJC(東ジャワジャパンクラブ)会長による乾杯

YAMAHA「East Wind」による演奏

寿司、天ぷら、お好み焼き等
和食カウンターには長蛇の列

当館初の試み、日系企業等の展示も好評
草の根・人間の安全保障無償資金協力による中学校の校舎増築
-「東ジャワ州ポノロゴ県における中学校施設拡充計画」完成式典の実施
12月17日(火)、東ジャワ州ポノロゴ県の中学校において日本政府が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みで支援した校舎の完成式典が実施されました。
本案件は、教室の不足する中学校の平屋校舎に2教室、理科室及び図書室から成る2階部分を増築し、同校の教育環境の向上を目指すものです。
<参考>東ジャワ州ポノロゴ県における中学校施設拡充計画
被供与団体: ポノロゴ・サウォー・マアリッフ第9中学校
供与限度額:82,346米ドル
供与限度額:82,346米ドル

完成した図書室内で関係者と記念撮影する野村総領事(左から4人目)

テープカットをする野村総領事