総領事館便り 2014年8月号


第12回スラバヤよさこい祭り実施のお知らせ

8月24日に「スラバヤよさこい祭り」(スラバヤ市のクロスカルチャーフェスティバルの一環)が開催されました。スラバヤよさこい祭りは2003年に「日本・ASEAN交流年」の記念行事の一環として、姉妹都市であるスラバヤ市と高知市が共催して以来、当地の恒例行事となっています。第12回では、日系企業チームを含め東ジャワ州各地から39チームが参加し、それぞれの“よさこい”を披露しました。
【祭りの様子】

マカッサル事務所の名称変更について

南スラウェシ州マカッサルに所在する当館管轄の「在マカッサル出張駐在官事務所」につきましては、去る8月1日より「在マカッサル領事事務所」に名称を変更いたしました。
取り扱い業務につきましては、従来と変更ありません。また、インドネシア語名称につきましても、「Kantor Konsuler Jepang di Makassar」と、従来と変更ありません。

岡野前常任理事長に対する外務大臣表彰について

この度外務省及び在スラバヤ日本国総領事館では、岡野哲郎 東ジャワジャパンクラブ(前)常任理事長に対し、この度外務大臣表彰を実施することといたしました。
岡野氏は、1989年以降当地スラバヤにおいて日本人会役員を歴任され、この間日本人会・日本人学校の維持・運営に尽力されると共に、在留邦人の生活、日系企業間情報交換、安定的操業環境醸成の為に貢献されました。また、特に、日本人学校新校舎の建設実現、日本人会の法人化の為に尽力され、更に1998年の暴動発生時には、総領事館を支援し在留邦人安否確認に注力されました。
これらの長きに亘る同氏の活動は日イ両国間の相互理解の促進・友好親善に寄与した功績顕著なものと認められますところ、この度岸田文雄外務大臣名にて表彰を行うこととし、去る8月4日に、東京(外務省飯倉公館)にて他の受章者の方々と共に表彰式が行われました。

大阪府の高校生、姉妹都市東ジャワ州を訪問

大阪府と東ジャワ州との姉妹都市関係30周年となるのにあわせ、友好交流事業の一環として8月10日から14日まで、同府内寝屋川高校の高校生9人と教員、大阪府庁関係者らが東ジャワ州を訪問しました。
滞在期間中同校の生徒達は、東ジャワ州政府と在スラバヤ総領事館にてブリーフィングを受け、州内のアイルランガ大学(UNAIR)、スラバヤ国立大学(UNESA)、スラバヤ第10高校、シドアルジョ第1高校を訪問、日本語を学ぶインドネシア人学生等との交流や、踊りと伝統楽器の演奏等の文化交流行事などを行いました。また、スラバヤ市と“環境姉妹都市”関係の北九州市の企業が行っているゴミ分別処理施設を見学、他の自治体間交流の現状を学ぶと共に、日本語を学ぶインドネシア人学生の案内で、古い建物の残るスラバヤ旧市街地やモスク等を見学しました。
この友好交流事業は本年2月、スラバヤを来訪した松井一郎大阪府知事とスカルウォ東ジャワ州知事との間で実施が合意されたことを受けて始まったもので、同行した大阪府庁の中村昌也国際課長によれば、来年以降、大阪府と東ジャワ州の高校生の相互訪問を予定しているとのことで、在スラバヤ総領事館も、今般の交流事業をきっかけに、両自治体間の姉妹都市間交流が更に活発化されることを期待しています。