総領事館便り 2015年1月号
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
インドネシアは、昨年は「「政治の年」でした。国会議員及び地方議員を選出する5年に一度の「総選挙」が4月9日、この結果を受けて7月9日には正副大統領選挙が平穏裏に実施されました。特筆すべき点は、政権が10年ぶりに交替した点です。インドネシアの選挙法では、大統領の任期は一期5年で連続2期までしか立候補できないため、既に10年二期務めたSBY(スシロ・バンバン・ユドヨノ)大統領の再選はなく、替わって庶民派とされるジャカルタ首都特別州知事だったジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)氏が選出されました。また、副大統領には第一次SBY政権時代に副大統領を務めたユスフ・カッラ氏が選ばれ、10月下旬には新政権が発足しました。庶民派大統領の新政権に対して内外から熱い期待が集まっています。
一方、東ジャワ州と我が国との関係では、2月18日~19日まで松井一郎大阪府知事ご一行が大阪府と東ジャワ州との姉妹都市関係樹立30周年に合わせて当地を訪問し、スカルウォ州知事と懇談した他、2月24日~26日まで井上信治環境副大臣がアジア大洋州3R推進フォーラムに出席のためにスラバヤを訪問されました。また、8月10日~14日まで9人の大阪府寝屋川の高校生がスラバヤを親善訪問しました。この訪問は、2月に行われた松井大阪府知事とスカルウォ州知事の懇談で提案された青少年交流の一環です。更に、12月5日~8日まで「第41回東南アジア青年の船」がスラバヤに寄港し、スラバヤ日本人学校の生徒もオープンシップの時に乗船しました。この他にも多くの日本から経済ミッションの訪問があり、東ジャワ州への関心が高まっており、誠に喜ばしく思います。
2014年は「政治の年」でもあり、インドネシア全体の経済成長率は鈍化しましたが、東ジャワ州の経済成長率は前年度を下回ったもの全国平均より1ポイントほど高く、依然として堅調な伸びを維持しています。好調な経済成長を受け、日系企業の東ジャワ州への進出も年々増加傾向にあり、嬉しく思います。また、スカルウォ州知事、サイフラ・ユスフ副知事、更にはトゥリ・リスマハリニ・スラバヤ市長がとても親日的であり、日系企業には特別な関心を持っておられ、心強く思います。
今年は「羊年」。羊の綿のように暖かく、柔らかで、角の立たない一年になることを祈念し、また、皆様方のご健康とご多幸をお祈りして、私の念頭のご挨拶とさせて頂きます。
平成27年1月吉日
在スラバヤ総領事
野村 昇
平成26年度 天皇誕生日祝賀レセプションの開催について
在スラバヤ総領事館では、昨年12月10日、平成26年度天皇誕生日祝賀レセプションを、市内JW.マリオット・ホテルにて開催しました。
本レセプションには、スカルウォ東ジャワ州知事、サイフラー・ユスフ同副知事はじめ当地政財界・学界関係者、ジャパンクラブ役員を始めとする在留邦人代表の皆様等約400名以上にご出席戴き、昨年以上に盛会となりました。
レセプションにおきましては、野村総領事とスカルウォ州知事の挨拶に続いて、サイフラー・ユスフ副知事にもご登壇いただき、西EJJC会長に乾杯の音頭をとっていただきました。
本レセプションには、スカルウォ東ジャワ州知事、サイフラー・ユスフ同副知事はじめ当地政財界・学界関係者、ジャパンクラブ役員を始めとする在留邦人代表の皆様等約400名以上にご出席戴き、昨年以上に盛会となりました。
レセプションにおきましては、野村総領事とスカルウォ州知事の挨拶に続いて、サイフラー・ユスフ副知事にもご登壇いただき、西EJJC会長に乾杯の音頭をとっていただきました。
今回のレセプションでは、 我が国国産の日本酒・ワインを提供し、これらの将来の当地における販路拡大の可能性に結びつきますことを期待しておりますと共に、当地東ジャワ州で事業を行っている日系企業9社様、スラバヤで廃棄物処理関連事業を行っている北九州市及び同市関連企業様並びに当地で活動中の国際協力機構(JICA)のボランティアの皆様に自社製品の展示・試供品の提供等を行っていただき、更には日本への観光客誘致や留学案内パンフレット等を配布し、また着物や日本伝統の置物等も展示、多くの出席者の方にご覧いただきました。
本年以降のレセプションにおきましても、スペースの許す限り当地で活動されている日本企業の皆様に展示活動を行っていただく機会を引き続き設ける方向で検討して参りたいと考えております。
本年以降のレセプションにおきましても、スペースの許す限り当地で活動されている日本企業の皆様に展示活動を行っていただく機会を引き続き設ける方向で検討して参りたいと考えております。
また、今回のレセプションにおきましても、昨年に引き続き、「ラグラグ会」の皆様に両国歌斉唱を、Yamaha Music社「East Wind」オーケストラ及び「ブンガマワル」合唱団の皆様に両国の歌曲の演奏・合唱をご披露戴き、出席者の皆様からは好評を博しました。
素晴らしい演奏・合唱を頂戴した各グループの皆様にはあらためてお礼申し上げます。
素晴らしい演奏・合唱を頂戴した各グループの皆様にはあらためてお礼申し上げます。

西EJJC東ジャワジャパンクラブ会長による乾杯

「ブンガマワル」合唱団によるコーラス

各種日本産ワイン・日本酒の
海外販路拡大を目指して

日系企業等の展示は>br>今年はスペースを拡大して、好評
建築展覧会「3.11東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか」
在スラバヤ日本国総領事館は国際交流基金との共催で1月27日(火)から2月5日(木)、11月10日スラバヤ工科大学(ITS)にて建築展覧会「3.11東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか」を開催します。この展覧会は震災後の国内外の建築家の多様な動きを取り上げ、世界に紹介するものです。震災直後から今日までに実施・計画されたプロジェクトを「緊急対応」、「仮設住宅」、「復興計画」の3つの段階に整理し、パネルや映像、模型による展示を行います。展覧会を通して、震災後の復旧活動に取り組まれている方々の姿や困難な状況を乗り越えていこうとする東北の姿を皆様に感じていただく他、明日の社会と建築のあり方を考える良き機会となれば幸いです。入場は無料ですので是非会場に足をお運び下さい。
日時:1月27日(火)~2月5日(木)(土日、祝日も開催)
10:00~17:00(予定)
場所:11月10日スラバヤ工科大学
建築学科 教室 SF101及び102
10:00~17:00(予定)
場所:11月10日スラバヤ工科大学
建築学科 教室 SF101及び102


