総領事館便り 2015年3月号
「東ジャワ州パチタン県における生活用水供給計画」供与式典の実施
2月13日、東ジャワ州パチタン県において日本政府が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みで支援した生活用水供給施設の供与式典が開催されました。
本件は、社会指導促進協会(Wahana Bina Partisipasi Masyarakat(WaBPiM))を通じ、東ジャワ州パチタン県トゥラカン郡の4つの村(ピンギル村、ガドゥガン村、スリテン村、ノゴサリ村)において、新たな生活用水供給施設(取水施設、貯水槽、住民集団水槽、給水パイプ)を供与するとともに、同施設の維持管理等に関するトレーニング指導を行うことで、同地域住民の生活用水へのアクセスを改善することを目的とするもので、108,097米ドルを限度額として資金を供与し、実施されたものです。
同式典には野村昇在スラバヤ日本国総領事が出席、インドネシア側からインダルタント・パチタン県知事、スディオノ同副県知事、ロニー同県議会議長ら数多くの要人が出席されました。
インダルタント県知事からは、「パチタン県の44%が生活用水の確保に苦労している中、日本政府による支援により、トゥラカン郡の4村は生活用水を確保でき、住民補家の質向上につなげることが出来る。非常に感謝している。」と述べ、野村総領事は「今回整備された施設により、住民の皆様は衛生的な水を得ることが出来る。清潔な生活を続けるため、維持管理をしっかりしていただきたい。」と挨拶しました。

石碑に署名する野村総領事

供与された住民集団水槽の前で記念撮影する野村総領事(左から2人目)及びインダルタント・パチタン県知事(左から3人目)