総領事館便り 2015年4月号
☆第13回漢字カップの開催
在スラバヤ日本国総領事館は国際交流基金、元日本留学生協会(プルサダ)東ジャワ支部、当地の語学学校(IMCセンター及びじゃすみん)との共催で、3月7日(土)にドクターストモー大学でインドネシア人の日本語学習者が漢字の能力を競う大会「第13回漢字カップ」を開催しました。
今年は初級レベル(個人戦)に171名、中級レベル(チーム対抗戦)に15チーム(1チーム2名)が参加。東ジャワ州以外からは西ジャワ州(バンドン、ブカシ)、中部ジャワ州、バリ州からの参加もあり、各参加者は出身の大学や高校の仲間からの声援を受けながら一生懸命問題に取り組みました。初級レベルの大会ではブラウィジャヤ大学の学生が、中級レベルの大会ではドクター・ストモ大学チームが優勝しました。
最後に中級レベルの優勝チームとスラバヤ日本人学校の生徒チーム及びプルサダ代表チームによるエキジビションマッチが行われ、会場は大いに盛り上がりました。当日会場まで足を運んでいただいた皆様、エキジビションマッチに出場してくださったスラバヤ日本人学校の皆様に対し心より御礼申し上げます。
優勝したドクター・ストモ大学チーム(右)と準優勝したスラバヤ国立大学チーム(左)
☆草の根レベルでの母子保健・教育支援
日本政府は東ジャワ州の2団体に対して草の根・人間の安全保障無償資金協力を行うことを決定し、3月11日に当館で署名式典が行われました。同資金協力は途上国の草の根レベルの社会開発を目的としたもので、今回の支援により対象村での母子保健が向上すること、対象県での学校での教育、衛生・学習環境が向上すること等が期待されます。プロジェクトの概要は以下のとおりです。
1.「東ジャワ州ボンドウォソ県における診療所建設及び母子保健向上計画」
供与限度額:84,480米ドル
被供与団体:人材開発協力センター>br>概要:スンブル・ワル村で診療所建設及び医療機材の整備
スンブル・ワル村及びパケム村で、地域検診活動活性化プロジェクトの実施
供与限度額:84,480米ドル
被供与団体:人材開発協力センター>br>概要:スンブル・ワル村で診療所建設及び医療機材の整備
スンブル・ワル村及びパケム村で、地域検診活動活性化プロジェクトの実施
2.「東ジャワ州ラモンガン県におけるイスラム中学校用施設の拡充計画」
供与限度額:83,630米ドル
被供与額:ブスタヌル・ウルム・イスラム中学校
概要:校舎増改築(既存の3教室改築、2教室増築、理科室、図書室及びトイレ増設、備品)
供与限度額:83,630米ドル
被供与額:ブスタヌル・ウルム・イスラム中学校
概要:校舎増改築(既存の3教室改築、2教室増築、理科室、図書室及びトイレ増設、備品)
☆国費留学生への渡航前オリエンテーション及び壮行会の実施
3月24日、総領事公邸に於いて、平成26年度国費留学生(研究留学生、学部、高専、専修)に対する渡日前オリエンテーション・壮行会を実施しました。今回、スラバヤ、マランを中心とした東ジャワ州から出発する3名のうち2名が参加しました。
冒頭、古賀総領事代理より、「全体の合格者も少なくなっている中、優秀な合格者をスラバヤ総領事館が管轄する東ジャワ州から排出できたことは非常に喜ばしい。日本での新生活に不安もあるかと思うが、今回のオリエンテーションではプルサダから2名の元留学生の先輩も出席している。意見交換や質問を積極的に行って欲しい。」と激励の挨拶を行いました。元留学生との質疑応答を終え、留学前に既に知り合いとなった参加者は大変満足した様子でした。
☆日本語能力試験(JLPT)N1、N2認定書贈呈式の実施
3月26日、総領事館にて10月に行われた2014年第2回日本語能力試験(JLPT)のN1及び
N2合格者に対する認定書贈呈式が行われました。今回スラバヤ会場においては、N1に12名、N2に27名がそれぞれ合格しています。当日は、日本語教師、日本語学科の学生、高校生、日系企業スタッフ、様々なバックグランドをもつN1合格者8名、N2合格者17名の計25名の合格者が参加しました。