総領事館便り 武田双雲先生特別号


当館では今年8月、「書道デモ・ワークショップ」を実施いたしました。(概要はこちら)
その際、講師をしていただいた武田双雲先生に改めてインタビューしました。

武田双雲先生へのインタビュー



書道を始めたきっかけは何ですか?

3歳のころから、母が書道を教えてくれました。
のちに母は書道教室を開きました。そこで習っていました。

指導方法もスタイルも今までの書道家とは違うと思いますが、どういう考え方に基づいていますか?

生徒さんに、書道の深い楽しさを体感してもらいたい。
楽しさだけじゃなく、人生に与える力も伝えていきたいです。

書道を通じ伝えたいことは何ですか?

「あなたは生まれながらにして素晴らしい存在ですよ。」
「この世は、描いたことが実現していきますよ。」
「そして、人生の深い深い楽しさ。」

インドネシア、そしてスラバヤで感じたことは?

日本のことを好きと言ってくれる人の多さと熱意に感動いたしました。
そして、何よりもほとんどの人が目が合った時に投げてくれる微笑みにも感動しました。

非漢字圏であるインドネシアにおいて、書道の持つ意味とは?

漢字は1文字で色んな意味を持つので、
シンボリックなロゴマークとして、
祈りや願いを実現しやすくできるツールだと思います。

書道を始めとする日本文化を広げていくために必要なことは何だと思いますか?

お互いの文化への好奇心と尊敬。

武田先生にとって書道とは?

願いをどんどん叶えてくれる魔法の杖

インドネシアの皆さんに一言?

インドネシアの人々の優しさと思いやりに感動しました。大好きです。
日本とインドネシアはもっともっと高め合っていけると確信しました!
とりまかしー! 双雲

武田 双雲
【出生地】
 熊本県熊本市
【生年月日】
 1975年6月9日
【学 歴】
 東京理科大学理工学部情報科学科卒業
【書 歴】
 3歳より書道家である母・武田双葉に師事。
 書道教室「ふたばの森」主宰。
 全国の百貨店や美術館にて独自の個展を開催。
 大学卒業後、NTTに入社。
 3年間のサラリーマン生活を送るのち書道家として独立。
 ストリート書道からスタートし、その後、国内外のイベントで書道を使ったパフォーマンス、題字、講義などさまざまな活動を展開。