在マカッサル領事事務所 海外安全対策情報
海外安全対策情報(2018年度第1四半期)
1. 治安情勢及び一般犯罪情報の傾向
1 治安情勢及び一般犯罪情報の傾向
治安は概ね良好であるが,いくつか注意を要する。
(1)近年,インドネシア各地においてテロ(未遂を含む)事件が複数発生しており,5月には東ジャワ州で複数の宗教施設や警察署を対象とした爆弾テロ事件が発生し,一般市民を含む多数の死傷者が出ている。ついては,テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設,宗教関連施設,ショッピングモールや公共交通機関等の不特定多数の人が集まる場所)を訪れる際は,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど身の安全を確保することが必要。
(2)麻薬の売買が横行しており,薬物事件が多数発生している。インドネシアにおいては,麻薬関係の違反者は厳しく処罰され,場合によっては死刑あるいは禁固等の重刑が科されることもあるので,違法な薬物には絶対に手を出さない,また,事件に巻き込まれることのないように,繁華街の路地裏など麻薬取引が行われる可能性が高い場所には近づかないことが重要である。
(3)ひったくり,窃盗,置き引き,車上荒らし等の犯罪は日常生活において発生する可能性が高い。夜間の外出は極力控え,外出する場合は歩かずに車(自家用車,タクシー)を利用する。また昼間においても道を歩く際には,バイクによるひったくりが発生する可能性があるため周囲に注意を払い,道路側にカバンを持たない等の対策を行う。
(4)パプア州ミミカ県,プンチャック・ジャヤ県及び中部スラウェシ州ポソ県は,従来より外務省海外安全ホームページにおいて,危険度レベル2「不要不急の渡航は止めてください。」の危険情報が発出されている地域であり,渡航・滞在する場合は,常に最新の情報収集に努め,現地事情に詳しい者を同行させるなど,特別な注意を払うとともに十分な安全対策が必要。
2.邦人被害事案
2月13日夜、北スラウェシ州マナド市のサムラトゥランギ空港付近で、在留邦人が車上荒らしに遭い、パスポート等が入った鞄を盗まれた。
3.テロ・爆弾事件発生状況
1月1日未明、マカッサル市内のボントアラ郡警察署内に何者かが火炎瓶、小型パイプ型爆弾を投げ込み、警察署員2名が負傷する事件が発生した。
4.誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害の事件は認知していない。
5.対日感情
対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られない。
6.日本企業の安全に関する諸問題
関連情報なし。