在マカッサル領事事務所 海外安全対策情報

海外安全対策情報 2012年度第4四半期

1.治安情勢及び一般犯罪の傾向

(1)1月22日に、南スラウェシ州知事選挙が行われ、現職州知事が再選することとなったが、選挙結果に不満を持つ敗北候補支援者グループがバイクに火を付け、暴徒化した。また、支持者間の小競り合いが発生し、機動隊員が手製銃弾を右胸に受けるなど、負傷者も発生。
(2)些細なトラブルが原因で、ボーガンや刃物、火炎瓶等を使用する若者グループ同士の衝突が頻繁に発生している。同事件により、負傷者も発生しており、事件に巻き込まれないよう、注意が必要。
(3)マカッサル市内では、強盗・盗難・窃盗といった一般犯罪が頻繁に発生している。また、一般市民及び公務員が麻薬所持、使用により警察に逮捕されるケースが後を絶たない。(麻薬犯罪件数:2011年・・・259件、2012年・・・295件)

2.邦人被害事案

当地マカッサルにおいて、在留邦人が事件に巻き込まれたケースは報告されていないが、当地の治安が良いということではなく、邦人数が極めて少ない為であり、一般犯罪や麻薬事件など、身近なところで発生している。在留邦人の方々は、事件・トラブルに巻き込まれないよう、防犯意識を高めて行動する必要がある。

3.テロ・爆弾事件発生状況

マカッサル市内の病院敷地内で、Densus88(対テロ特殊部隊)により、テロリスト2名が射殺、他2名が逮捕された。逮捕されたテロリスト2名は、手榴弾及び凶器を所持。昨年、逮捕されたテロリストが「マカッサル市内もテロの標的であった」旨を供述しており、在留邦人がテロの巻き添えになる可能性がある。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

邦人被害の事件は認知していない。

5.日本企業の安全に関わる諸問題

関連情報なし。