在マカッサル領事事務所 海外安全対策情報

海外安全対策情報 2013年度第1四半期

1.治安情勢及び一般犯罪の傾向

(1)2012年にマカッサルで発生したデモ件数は944回(住民同士の抗争なども含む)に上り、マカッサルは「デモの町」と言われるのが右数字を見てわかる。6月に発表された補助金燃料価格値上げに対する抗議デモがマカッサル市内で多数発生。バイクを燃やすなど暴徒化し、デモ隊と警察官との間で、抗争が勃発した。
(2)マカッサル市内において、ギャングが凶器を所持しながら暴走を繰り返し、住民に危害を加える事件が多発している。警察はギャングの取り締まりを行っているが、ギャングによる事件は後を絶たない。在留邦人は、夜間時の外出は避け、ギャングに遭遇した際は速やかにその場から離れるなど、注意が必要。
(3)マカッサル市内では、強盗・盗難・窃盗といった一般犯罪が頻繁に発生している。また、一般市民及び公務員が麻薬所持、使用により警察に逮捕されるケースが後を絶たない。

2.邦人被害事案

当地マカッサルにおいて、在留邦人が事件に巻き込まれたケースは報告されていないが、当地の治安が良いということではなく、邦人数が極めて少ない為であり、一般犯罪や麻薬事件など、身近なところで発生している。在留邦人の方々は、事件・トラブルに巻き込まれないよう、防犯意識を高めて行動する必要がある。

3.テロ・爆弾事件発生状況

(1)中部スラウェシ州ポソ警察署前で、爆発物を所持した男性1名が二輪車に乗車し、爆発物を爆発させる。
(2)南スラウェシ州バルー県にある水田から、2個の爆弾が発見される。警察に通報した後に1個が爆発したが、怪我人はなし。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

邦人被害の事件は認知していない。

5.対日感情

対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られない。

6.日本企業の安全に関わる諸問題

関連情報なし。