在マカッサル領事事務所 海外安全対策情報
海外安全対策情報 2013年度第3四半期
1.治安情勢及び一般犯罪の傾向
(1)2014年の賃金値上げ、アウトソーシングの廃止及び家事労働者法案の制定などを要求する大規模デモが発生したが、大きな混乱はなかった。当地マカッサルはデモの町で有名であり、バイクを燃やすなど暴徒化し、警察とデモ隊との間で抗争が発生した経緯もあるため、治安に関する最新情報を入手する必要がある。
(2)マカッサル市内において、夜間時にギャングがコンビニを襲撃し、現金や商品を奪って逃走する事件が多発している。ギャングは鋭利な凶器を所持しており、駆けつけた警察官が暴行を加えられ、怪我を負う事件も発生。また、カフェを狙った襲撃事件も発生しており、店内にいた客1人が手製ボーガンで怪我を負う事件も発生している。夜間時の外出は避け、事件に巻き込まれないよう、注意が必要。
(3)マカッサル市内では、麻薬犯罪が多数発生しており、身近な場所で麻薬の取引が行われている。マカッサル港では、フィリピンやマレーシアからの麻薬流入を防ぐために水際作戦を行っているものの、一般市民や公務員の麻薬犯罪は後を絶たない。
2.邦人被害事案
当地マカッサルにおいて、在留邦人が事件に巻き込まれたケースは報告されていないが、当地の治安が良いということではなく、邦人数が極めて少ない為であり、一般犯罪や麻薬事件など、身近なところで発生している。在留邦人の方々は、事件・トラブルに巻き込まれないよう、防犯意識を高めて行動する必要がある。
3.テロ・爆弾事件発生状況
発生状況なし。
4.誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害の事件は認知していない。
5.対日感情
対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られない。
6.日本企業の安全に関わる諸問題
関連情報なし。