在マカッサル領事事務所 海外安全対策情報

海外安全対策情報 2013年度第4四半期

1.治安情勢及び一般犯罪の傾向

(1)マカッサル市内において、ギャング(暴走族)によるコンビニ強盗、一般市民へ危害を加える事件が後を絶たない。ギャングは手製ボーガンや鋭利な刃物を所持しており、抵抗する市民に対して怪我を負わせるなど、悪質な犯行を繰り返している。事件は主に深夜にかけて発生しているため、夜間時の外出は避け、事件に巻き込まれないよう注意が必要である。
(2)些細な事が原因でけんかになり、鋭利な刃物で刺され死亡する事件が発生している。当地マカッサル人(ブギス人)は、プライドが高い民族であるため、相手を侮辱する行為で殺人事件にまで発展する恐れもある。人前で怒鳴るなど、相手の尊厳を傷つける行動、感情的な言動は厳に慎む必要がある。
(3)当地マカッサルでは、銃器等を比較的安易に入手することが可能であるところ、無関係の子供が流れ弾に当たり怪我を負う事件や、主婦が足を撃たれるなど、一般市民が巻き沿いとなる事件が発生している。当地の治安が決して安全ではないことを念頭に置く必要がある。

2.邦人被害事案

在留邦人が歩道を歩いているところ、二人乗りの2輪バイクが後方から近づいて、紙袋を奪われる事件が発生。紙袋には貴重品等は入っていなかったが、同様の犯罪が頻繁に発生している。鞄は道路の反対側に持つ、こまめに後ろを振り返るなど、防犯意識を高める必要がある。

3.テロ・爆弾事件発生状況

発生状況なし。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

邦人被害の事件は認知していない。

5.対日感情

対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られない。

6.日本企業の安全に関わる諸問題

関連情報なし。