在マカッサル領事事務所 海外安全対策情報

海外安全対策情報 2014年度第2四半期

1.治安情勢及び一般犯罪の傾向

(1)マカッサル市内においては、ギャング(暴走族)による事件が多発している。合計で200名以上にのぼるギャングが暴走行為を繰り返しているといわれており、コーヒーショップやインターネットカフェを襲撃し、破壊行為を行った際に店内にいた客が怪我を負う事件が発生。また、手製ボーガンなど凶器を所持するギャングに襲われ、ボーガンの矢が当たり、死亡する事件も発生している。ギャングは凶器を所持しており、一般市民へ危害を加える凶悪集団であるところ、夜間時の外出は避ける、万が一遭遇した際は、その場から速やかに離れる、ギャングをあおるような言動は行わない、などの対策が必要。
(2)乾期に入り、火事が頻繁に発生するようになっている。火の取り扱いには注意が必要。
(3)7月9日に大統領選挙が行われ、対立候補者から選挙結果に対する不服申し立ても行われたが、8月下旬に選挙結果は確定した。この間、マカッサルにおいて大きな混乱はなかった。今後、治安が急激に悪化する要因は多くないと思われるが念のため注意を行う。

2.邦人被害事案

マカッサル市内において、在留邦人が後方から近づいてきたバイクに鞄を引ったくられる事件が発生した。マカッサル市内では同様の事件が日常的に発生してしている為、当地では常にこのような事件が起こる可能性があることを念頭に置き、歩行中は道路と反対側に鞄を持つ、後ろを振り返るなど、防犯に対する意識を高める必要がある。

3.テロ・爆弾事件発生状況

発生状況なし。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

邦人被害の事件は認知していない。

5.対日感情

対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られない。

6.日本企業の安全に関わる諸問題

関連情報なし。