在マカッサル領事事務所 所長からの御挨拶

2021/5/5
在マカッサル領事事務所 所長 安江 勝信 在マカッサル領事事務所 所長
安江 勝信
在マカッサル領事事務所のホームページを訪問いただき、有難うございます。
 
4月23日に在マカッサル領事事務所長として着任しました安江勝信です。マカッサルに初めて訪問したのはもうずいぶん前になりますが、1983年で、その後1996年にも訪問したことがあります。当時と比較すると町の様子などは隔世の感があります。
 
マカッサルに赴任して以来、降り注ぐ力強い太陽の光、まばゆいばかりの木々の緑、どこまでも無限に続く海の青さに強い印象を受けています。古からブギス・マカッサルの人々が、太陽と緑の大地から出発し、果てしない雄大な海に活路を求めたのもこの地の気風がそうさせたような気がします。東インドネシア地域をはじめ、ジャワ島、さらにはシンガポールや南部タイまで伝統的な木造帆船「ピニシ船」を駆使して大海原を航海した往時の雄姿が偲ばれます。
 
2017年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がこの「ピニシ船」とその造船工法を「人類の無形文化遺産」に登録したことは記憶に新しいところです。世代を超えて現代まで受け継がれてきた伝統的な造船技術が世界で認められたことはマカッサルだけでなく、インドネシアや世界にとっても貴重な遺産と言えます。
 
私は1982年に外務省に入省以来、約38年間、インドネシア語の専門家として日本とインドネシアの間を往復し、これまで、ジャカルタ、スラバヤ、メダン、デンパサールなど各地に在勤してきました。マカッサルは東インドネシア地域への玄関口でもあり、東インドネシア地域の開発の重要な拠点です。今後この地域についても深く学んでいきたいと考えています。
 
マカッサルをはじめ、在マカッサル領事事務所の管轄地域と日本との友好・協力関係の増進のため、また、この地域に居住する在留邦人やインドネシアの方にとって、お役に立てる領事事務所を目指し、努力していきたいと考えています。皆様の御支援をよろしくお願い申し上げます。
 
喫緊の課題は、新型コロナウイルスとの戦いです。今後もしばらくは厳しい状況が継続すると見られますが、この地域に住まれるお一人お一人の方の無事と健康が何より重要です。感染にはくれぐれもご注意頂ければと思います。皆さまのご無事とご健康、そしてご多幸を心からお祈り申し上げます。
 
令和3年5月
在マカッサル領事事務所長
安江勝信