スラバヤ総領事館 海外安全対策情報
海外安全対策情報(平成27年7月~9月分)
1 治安情勢
(1)テロ関連動向
9月、ISILが最新の機関誌において、世界中のイスラム教徒に対して反ISIL連合構成国への攻撃を呼びかけたほか、日本も反ISIL連合構成国の一つとして言及し、ISIL域外での攻撃対象としての例示の中で、「ボスニア、マレーシア、インドネシアに所在する日本の外交使節団(大使館等)」が挙げられた。
インドネシア国内においては、警察によるイスラム過激派組織ISIL支援者の 摘発が引き続き行われている。現在、当地においてテロに関連する具体的な脅威情報 はないが、上記の情勢を踏まえ、日頃から外出時には周囲の状況に気を配る(不審な 人、不審な物がないか)など、より一層の注意を払うことが必要である。
(2)薬物事案関連
インドネシア国内においては、警察によるイスラム過激派組織ISIL支援者の 摘発が引き続き行われている。現在、当地においてテロに関連する具体的な脅威情報 はないが、上記の情勢を踏まえ、日頃から外出時には周囲の状況に気を配る(不審な 人、不審な物がないか)など、より一層の注意を払うことが必要である。
スラバヤ市及び東ジャワ州においては、覚醒剤などの薬物事案の摘発が連日報道されており、当局は麻薬汚染の低年齢化を指摘している。また、9月にはスラバヤ地方裁判所において、麻薬売買に関係した外国人に対し死刑が求刑されたとの報道もある。インドネシア当局は薬物事案に関して外国人に対しても死刑を含む重い判決が下されることから、薬物には近づかないよう注意をすることが必要である。
2 凶悪犯罪・一般犯罪の状況
(1)発生状況
邦人被害の事件は認知していないが、スラバヤ市及び近県においては、殺人事件をはじめとする凶悪犯罪も発生しており、強盗事件は屋内外を問わず多く発生している。また、ひったくりやオートバイ盗などの窃盗を中心とした一般犯罪は頻発している。
(2)犯罪傾向
犯人はけん銃や刃物などの凶器を所持していることもあり、犯罪に遭遇した際は身の安全を第一にした対応が必要である。また、被害者の多くはオートバイや徒歩で移動中の者であることから、移動の際は、車両の利用(ドアロックをして)が望ましい。
3 テロ・爆弾事件状況
管轄内におけるテロ・爆弾事件の発生は発生していないが、8月10日、スラバヤ・ジュアンダ空港発ジャカルタ行き飛行機が爆発するとの脅迫事案が発生した。空港側は該当する飛行機を調べたが不審物の発見には至らず、警察は本件について捜査を行っている。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害の事件は認知していない。
5 対日感情
対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られない。
6 日系企業の安全に関わる問題
日系企業の安全に関わる問題は発生していない。